「家と家」から「当人同士」の挙式に
何らかの事情で結婚式や披露宴を挙げないカップルは別として、花嫁となる女性にとって、挙式と披露宴は幼い頃からのあこがれだった「人生の晴れの舞台」です。今でも有名芸能人同士の結婚披露宴が大きな話題を呼び、テレビで生中継され高視聴率を挙げる時代です。新郎になる男性にとってはこれらを面倒に感じる人が多く、できればやらなくてすむならその方がいいと思っている場合が多いようです。つまり、結婚自体は別として挙式や披露宴に対する考え方は、女と男ではかなりの開きがあるということです。これが戦前までの時代なら、挙式は完全に家長が取り仕切る家と家との儀式でした。現在でも披露宴会場の案内掲示に「○○家△△家披露宴会場」と表記されているのはその名残りです。
披露宴のパターン
現代の挙式や披露宴は昔とは様相が変わり、血縁者や知人・友人たちが新郎新婦二人の門出を祝うという意味合いと同時に、新郎新婦が主役の一大イベントパーティーという形式になってきています。そしてもちろん花嫁がそのイベントのトップスターであり、参列者は観衆となりあるいは共演者ともなって、パーティーを大いに盛り上げるという趣向です。戦後はホテルなど挙式・披露宴を重要な収入源とする業者が仕切るお仕着せの儀式が長く続いていましたが、最近ではこれを見直し、自分たちの自由な発想による披露宴も行われるようになってきています。ここでは、現代日本の挙式・披露宴のいくつかのパターンを挙げてみることにしましょう。